perarduaadastra

競技プログラミングとかをしています

AtCoder Beginner Contest 224 反省

ちゃんとABCにでた記念。

 

結果を鑑みて

2000(4) 117:38

316位。ABCの練習して青落ちしても大丈夫なようにするぞ〜と思った矢先、轢き殺されてしまった......。パフォーマンスたぶん1900台なので微冷え。

 

A - Tires

うしろ2文字が"er"かどうか判定する。うしろ3文字が"ist"かどうか判定しようとすると2文字だったときにREするところまで予知した。

 

B - Mongeness

monge性の定義そのものっぽい。言われた通りにやる。添字を間違えやすいのでブラウザとにらめっこしながらコードを書いた。

 

C - Triangle?

正の面積とかいうから符号付き面積を想像した。それは関係なかったし、N≦300だったので単純に3つ取って直線上になければいいなと考えた。

 

これを通した時点で60位くらいだったはず。そこまでスピードは衰えていないなと思いながらDへ進んだ。

 

D - 8 Puzzle on Graph 

なんか制約ちっちゃいな、bit全探索→WFとかできそうだな〜(できません)とか思ったりしていた。9!が結構小さい値なので、この順列を探索することにした。最初、バカすぎて再帰でDFS書いたりした。BFSに書き直してなんとかAC。

 

かなりぐちゃぐちゃになって時間がかかり、この問題になんと20分かけた。重実装の易問でぐちゃぐちゃになるのは勿体ない。こういうのの練習しといたほうがよさそう。JOIとかかな。

 

E - Integers on Grid

0の部分は無視できることがわかり、二乗だったら解けるな〜というのが第一印象。

重要なこととして、同じ行(列)のある値へ遷移しようとしたとき、同じ行(列)のその値と自身の中間にある値を経由した方が良い。ということは、遷移先としては同じ行・列の自分よりほんの少しだけ大きいやつへ遷移させるようにすれば良い。行、列ごとに要素を集めておいてにぶたんで遷移先もできて、あとはトポソしてlongest pathを解けばよし!とした。

 

1ケースのみのWAが返ってきて、コーナーか???とか思った。どれだけ考えてもコーナーが思いつかず、頭を180度くらいひねってさらに虚無提出をもう一回した挙句、このままではまずいと思ってFへ行った。

 

Fを解いて、さらに虚無提出(ばか!!!)をしてぐっとコードを睨んでいて気付いた。

遷移先は行と列で高々2個だと思っていたが、同じ値の数字がいくつもあったらそうはならない!このとき単純に同じ値のすべてに辺を引いたら最悪O(N^2)の空間計算量となる。そこで超頂点を管理してうまいこと辺数を削減する。

時間がなくて元のコードを拡張してCounterで超頂点のぶんのdp配列を実装したのでさらに1回TLEして、定数倍高速化したら1900msとかで通った。きびしいよ〜

 

F - Problem where +s Separate Digits

なんかよくわからない名前しているが、主客転倒でうまく解けることを直観した。

2^-i * 10^iとかを累積して(なんか数学でここスキップできないか?とは少し思ったがスルーした)やろうとした。

 

なんか値が合わず、ここで5~10分くらい使っていたのだと思う。+が末尾に置けないこととかを考慮して、累積和をちょっといじらなくてはならなかった。気付いてからは早かったが、気付くまでにちょっとかかってしまった。DやEでてこずってやや焦っていたかもしれない。

 

とにかく解いてEに戻った。

G - Roll or Increment

あんまりみてない。 

 

 

H - Security Camera 2

みてない。

 

総括

まあ、しばらくABCちゃんとやってなかったわりにはまずまず。ARCに取り組まなくてはならない身としてはカスだった。

DやEでの筋の悪い実装が目立った。Dは少し勇足になって解法の全体像がやや見えていなかったこと、Eでグラフに対する想像が薄くて二部完全グラフになるようなパターンを最悪ケースとして想定できなかったことなど。そもそも陽にDAGにしようとするのが筋悪だったのだろうか?しっかり復習と修練を積んで次は暖まれるようになろう!

立ち回り自体はまあまあか。Eで詰まってからFを見に行くのが遅かった。こういうところも再度意識していきたい。

実績解除:AtCoder黄色になった

黄タッチです。2度目。

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レート推移

 

競技プログラミングは自分のコンディションをどう調整するかで何百位も順位がズレる競技でした。それに気付くのに1年かかった。

前回の黄色タッチは翌日のARCですぐさま落ちたので記事を書く隙がありませんでした。今回は何週間かは黄色でいられそうなので色変記事を書いています。

 

 

 

自己紹介

 大学4年生になりました。電子情報系の何かを専攻している大学生です。中学生の頃にhspに触れていました。中学・高校は動画編集とかをやっていました。ちゃんとプログラミングを始めたのは大学でPythonに触れてからです。

 

灰・茶・緑・水色・青になるまでにやったこと

水difficulty埋め、青difficulty埋めとかEDPC埋めをして、なんやかんやで青になった覚えがあります。

 

黄色になるまでにやったこと

黄difficultyは半分くらい埋めました。難しいから全部埋めるのは大変。メンタルとパフォーマンスの関係を意識すること、負けない立ち回りを覚えることをやっていたと思います。

 

精進について

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精進記録


青入りから比べて700ACほど増えているらしいです。RPSはほぼ倍に。

Streakはがんばって続けていた頃もありましたが今はあんまり意識していません。

 

1年前くらいからちょっと競プロ熱が引いてきていて、1ヶ月で100ACしていた頃に比べると全然精進していません。たまに精進するときは落とせない問題(水〜青difficulty)と、解きたい問題(黄〜difficulty)の両方を練習していました。黄色になることを考えると、水〜青レベルの問題に時間かかってしまうのは致命的なのでそこを押さえにかかったというところがあります。あと単純にそこまで難しくないから解いてて楽しいっていうこと......

 

入青以降新しく覚えたアルゴリズムについて

ほとんど変わっていないはずです。

Suffix Array(あまり使っていない)

・LCP Array(あまり使っていない)

・最大流(大人気アルゴリズム

・最小費用流(むずかしいね)

・遅延評価セグメント木(何が載るのかあまり理解していない)

・FMT(重い。これが出てくる問題だいたい実装が重い。)

・高速アダマール変換(なにこれ)

・Sparse Table(セグ木だと定数倍がきついときに使う)

・ Trie(使ってない)

・エラトステネスの篩(高速素因数分解付き)

 

メンタルとパフォーマンスの関係

自分の悪癖の1つに反芻思考というのがあって、自分の中の心配事を隙さえあれば思い出してエネルギーやメモリを消耗するものです。

心配事があるときに頭脳競技に挑むと頭にもやがかかったような気分になり何も見えず、焦り、ひどいパフォーマンスを出してレートが落ちるということが多々ありました。見返してみると、このようなとき平常時より2色か3色分パフォーマンスが落ちています。

これに気付いてからはコンテスト前までに課題やらバイトやらの面倒事は極力済ませておくようになり、いくらかパフォーマンスが安定するようになりました。

 

メンタルについて考える中で、心配事が次文のパフォーマンスにどの程度影響するかを手軽に診断できるテストを考えました。経験則なのでエビデンスはないです。

ちょっとやってみますか?

 

心配事テスト

期限のある仕事や、用事、課題や研究などについて思い出してみましょう。

 

いくつあるでしょうか。ひとつひとつ思い出します。

期限や用事の詳細について思い出してみてください。

 

 

思い出すのにかかった時間が短いほど、脳の中で思い出しやすい位置にその記憶が置かれていることになります。これが頭脳競技においての思考を妨害すると考えます。

・瞬時に思い出した。(影響 大)

・1〜2秒かけて思い出した。(影響 中)

 ・なかなか思い出せない(影響 低)

 

影響 大のものを自分から遠ざける

瞬時に思い出せてしまったものの影響を抑える方法についてもいくらか考えたことがあります。基本的には外部メモリを使うのが良いです。以下は例です。

ポストイットなどに心配事や用事を書いておき、「ここに書いておいた」ということだけ覚えておく

・心配事や用事の数だけを覚えておき、必要になったら数から内容を引き出して思い出すようにする

 

また、マインドフルネスなどの瞑想技法も有効です。マインドフルネスは事象に対して評価をしないので、ストレスの大きい反芻思考の影響を抑える効果があると言われています。

 

 

どんな記事にも終わりはある

自分の中のもう1人をおだてて問題を解かせる。

AtCoder Beginner Contest 213 反省

 

結果を鑑みて

1500 26:25

241位。Fが解けそうで解けず、とは言え早解きだったのでレートが上がって黄色になった。

 

A - Bitwise Exclusive Or

A xor B をやる。A問題にしてはやや難しめらしい。

 

B - Booby Prize

ブービー賞ってそういうのなんだ〜って言いながら書いてた。ブービー賞に関する知識がなかったので直感的な正当性証明ができず、少し見直しに時間をかけて提出。

 

C - Reorder Cards

 

坐圧っぽいので、坐圧しようとしたが1次元の坐圧ライブラリしか持っていない。

直観的に縦横は分離して1次元が2つという状況に置き直して良いということがわかったが、証明はなんだか生えなかったので順位表を見た。爆速で通している人たちがいたので恐らく合っているだろうと思って提出。

 

D - Takahashi Tour

木のDFSやるだけ系か、と思った。経路長がどうもそんなに長くないっぽい?(経路をそのまま出力させることから)というところからサンプルを見ながら考えてみると、オイラーツアーそのものだった。

オイラーツアーは非再帰でかけるのでてきとうに書いて通した。それなりの順位だったと思う。

 

E - Stronger Takahashi

 

まあ最短経路系の問題だろうと思った。パンチは2*2マスを縮約して道1マスにする行為かなと思った。いろいろ考えてたら、パンチを2*2マスの自由なマスにワープする操作と捉え直すことができた。この操作ができるかどうかは、一回訪れたマスに2度訪れることが適切かどうかを考えると良さそうで、それを思うとパンチをワープと読み替えることが肯定できる。そうするとワープは今いるマスからチェビシェフ距離2以下のマスから四隅がかけた位置に移動できると言えることになる。定数倍が気になるが、最大ケースを試しているとうまくいくのでOK。

 

この時点で100位くらい。落ち着いてFに進んだ。

 

F - Common Prefixes

Suffix Array感、LCP配列感がある。

考えると、LCP配列でmin(lcp[0], lcp[1], ..., lcp[i]) + min(lcp[1], lcp[2], ..., lcp[i]) + ... + min(lcp[i], lcp[i + 1], ... lcp[N - 1] + N - i が答え。これを求めるのに大変難儀した。

これは遅延評価セグメント木で解けるのでは?と1時間くらいガチャガチャやっていたが、どうもchmin更新とRSQが同時にできるのはSegment Tree Beatsらしい。モノイドチェックの必要性を感じた......

その後BITで寄与を管理しながら計算しようと思ったがうまくいかず終了。

 

これはどうも優先度付きキューのスタック芸みたいなので解けるっぽい。こういうの一回こどふぉで見たんだよなあ......

 

 

G - Connectivity 2

あんまりみてない。 

 

 

H - Stroll

あんまりみてない。

 

総括

順位表見ながら動くいつものムーブをしていたので、今回は飛ばさずいくことになった。ムーブ自体は最近安定している。あとで気付いたことだが、自分のSAはちょっと遅いので整備しなきゃなーと思う。

G, HはどうもARCの中ボス難易度くらいの問題っぽいのでここいらの典型はしっかり押さえていきたい。adhocはABCには出にくそうなのでおいおいその対策もしようね。

Beginner Contest?知らない子ですね。

高域知能検査CAMS第11回を受けた ポエム

話題の(言うほど話題ではない)IQテストを受けてきました。

自己理解について書いたつもりですが、マジでキモいポエムになっていると思うので、読むなら自己責任において行って欲しいです。

 

結果

 

IQ 137.5 (sd 15) だそうです。

たぶん正規分布なので計算すると上位0.6%くらいらしい。

 

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感想

問題について

知っていたことですが、CAMSは行列推理だけでした。検査開始から10分くらいは本当に何もわからなかったけれど、ぐっと睨んでいると何かが見えてきたりこなかったりして解けるというものでした。問題は難しいものもそうでないものもあり半分くらいしか自信を持って解けなかったですが、多種多様なトリックが使われており面白かったです。

慣れや練習のできる問題群だとは思いました。トリックの引き出しのバイアスをテストに合わせることが可能そう。CAMS自体は何回かやるとスコアが上がるものらしいので。(だいたいのテストはそうだとおもうが)

 

自己理解について 

IQが20違うと話が通じなくなるという俗説がある。これは興味分野と知識の分布のバイアスのズレによるものだろうと解釈できる。IQと興味分野・知識の傾向には因果関係があるとは言わないが恐らくは相関関係があると思われるから。

 

今回はただ1回の検査であってしかも行列推理のみからなっていたことを考えると、自分が必ずしも高知能だから話が通じないのだとは言えないが、思い返せば心当たりは結構ある。そもそも競技プログラミングなんてものをやっているのは奇人・変人ばかりだし、twitterなんてやってるのも精神異常者とオタクだけなわけだし、IQテストなんてのをわざわざ受けに行くのも......

 

理系学生のご多分に漏れず、自分のコミュニケーション能力に難があるのは承知しているが、今回の結果はそれを良くも悪くも肯定するものになった。きっと自分は無意識下でよりコミュニケーションを諦めやすくなると思う。

人生の中で出会い、友人と呼べるようになる人間は多くて1000人程度だと思う。ロビン・ダンバーによれば、人数として友人関係を同時に維持できるのは100〜200人までらしい。話が合うかどうかを(自分のIQ-10)以上のIQを持つかとして定義した場合、その存在割合は3%であることを思うとあまりにも人間関係の構築が厳しい。これほぼ家族しかいないじゃん。

首くくることにならないといいけど!

 

 

まとめ

  • IQ 137.5 (sd 15)
  • ただの変人から自分のことを高知能だと思っている変人になった
  • コミュニケーションが無理

 

今気付いたのですが、どうも自分は読者を自分自身に設定している文とそれ以外にも設定している文とでは文体が異なるようですね。(前者は〜だ、〜である調で、後者は〜です、〜ます調になっているように思います。)

AtCoder Beginner Contest 212 反省

8問制ABCだ!後ろに黄橙の問題が増えました(?)

 

結果を鑑みて

2100 96:11

Eまでそれなりのペースだったはずだが、周りが結構速くて相対的にはそんなに速くなかった。G通らなかったら冷えてたかも!ぴえ〜

 

A - Alloy

if文をせこせこ書く。

 

B - Weak Password

ふつうにやる。コーナーがないかちゃんと調べた。

 

C - Min Difference

AとBを出身の配列がわかるようにして混ぜて、ソートする。

そうすると隣り合った別配列どうしの2要素の差の最小値が答えとみて問題がない。

 

最近、隣り合う要素・頂点の関係を利用した数え上げ法が少し見えるようになってきたのでここまではすぐに見えた。

見えたものの、証明してみても抜けがあるかもしれないと少し怖かったので丁寧にサンプルを合わせてから通した。

 

このとき、サンプル合わせに加えて順位表も見て情報を得ようとしてみたが、今回はあまり参考にならなかった。

 

D - Querying Multiset 

クエリ先読み系かなと直感したが、ちゃんと読むとただの優先度付きキューの問題だった。

 

解けたので順位表を見ると100位ちょっとだった。さっさと解いて行った気がしていたので100位は切れると思っていたが......

 

E - Safety Journey

少し難儀した。愚直に遷移させてdpすると重すぎるし、ダブリングでもなさそう。

ちゃんと考えると余事象的に遷移を扱えばよいだけだった。全体の方針としては普通の数え上げで、途中途中の部分問題が余事象数え上げだったりすると見えるのに時間がかかる。

 

この時点で150位ちょっと?まあレートは落ちないだろうと思って安心して進むことができた。

なお、Eを解いた時点でFは問題だけ読んであった。

 

F - Greedy Takahashi

なんかDAGだったらDAG上ダブリングだな〜とか思っていた。なんだかよくわからんし順位表見ても全然解かれてない上にGの方が解かれていたのでGを見に行った。

 

 

G - Power Pair

かなり難儀した。最初はPの約数列挙をしようとしていた。(Pは素数です!)

約数列挙して、それぞれの循環の長さとかを計算したりして約数系包除しようとしていた。

だいたい正しいのだが、このときは x^n mod PはxとPが互いに素なら常に循環の長さ(位数)がP-1になると思っていた。

 

いろいろ実験するとそうでないことがわかって、位数という語を知り、位数にP-1の約数しか現れないことを悟った。P-1がフェルマー小定理と関わっている数字であることもわかっていた。

ここからさらに難航して残り20分になろうというあたりで原始根という語を知った。原始根を利用して「なぜ位数がP-1の倍数になるのか」に説明をつけられる気がして実験してみると、やっと残り10分というところで法則を見つけることができた。

 

なんとかこのままACできた。

公式解説にはさらっと原始根を利用したとんでもない式変形が載っているが、見つけた法則というのはつまるところこれだった。ひょっとしてこれも典型考察なのか......

 

H - Nim Counting

ちらっと見て包除かなあとか思ったけどKの値が奇妙すぎて???となった。すぐ見るのやめた。

 

総括

F飛ばしてGに行ったムーブだけでレートを手に入れたようなもの。結構ムーブはよかった。高度典型の知識不足がやはり目立つ。ARC・AGCでの勝率の低さはそこにありそう。黄〜橙埋めをやろうね。

そろそろ黄色に戻れるかな?(戻る、といっても黄色だったのはマジで1日だけだしほぼ青の住人......)

AtCoder Beginner Contest 211 反省

今月の橙パフォです......

 

結果を鑑みて

2100 78:13

70位となった。Eまでそれなりに良いペースで解き続け、Fの重実装をバグらせず通すことができた。よかった......。直前のバチャではぐちゃぐちゃだった。

 

A - Blood Pressure

血圧。こんなのあるんだ〜という感じ。

見るからにコーナーケースなしなのでふつうにやった。

 

B - Cycle Hit 

setの比較をした。

 

C - chokudai

耳dpをする。ほぼこれと同じ問題が典型90で出ていたはず。

とはいえこのレベルのdp数え上げもABC-Cに置かれるようになったか。

 

いつもならこのへんで順位表を見ているが、今回は見ていない。

 

D - Number of Shortest paths

BFSの遷移に場合の数を持たせた。第一感でこの解法を思いつくことができた。証明はしていないが、確かBFSは visited だけ管理できれば暫定距離の比較なしに距離更新をしていいというのがあったはずで、この更新順にのっとれば場合の数も遷移できよう......くらいに思っていた。

証明: AC

 

このあたりで順位表を見るとだいたい60位くらいで、安心して進むことができた。

 

E - Red Polyomino

第一感として、上からbitDPしていくというのがあった。しかしながら、連結性の情報をどう持たせるかが難儀だった。

始点を適当に決めてDFSするような形で構築を試みると、各状態から遷移は3方向しかないから実は愚直が答えじゃん!(嘘)というひらめきをして構築のコードを書いた。

ぎっちり書いた後、本当は各状態からの遷移方向は3通りどころではないということにサンプルを見て気づいた。仕方がないので枝刈りしながら遷移方向を増やすと、案外高速だった。

(本当はサンプルにヒントがあって、最大ケースの答えは60000通りしかない。枝刈りをちゃんとやれば高速)

 

これを通した時点で50位くらいだったかも。結構余裕を持って進むことができた。

 

F - Rectilinear Polygons

サンプルを見ないとなかなかイメージが難しかったりして、矩形に分解しまくってimosとかか?などと思ったりした。imosになる気がしたのはなんとなく半開区間っぽいクエリだったから。

あながち間違いではなくて、結果的にはBITを用いたインラインなimosだった。

各頂点が領域の始端か終端かをイベントソート+BITなどで判定できる。具体的には、y座標の昇順で見てその中でまたx座標の昇順に見て、頂点がすでに+1領域に含まれるならその頂点は-1とする。そうでないなら+1、というふうに。

 

頂点の寄与が+1か-1かがまるで偶奇のようにすぱっと決まって、それでimosができるのがなかなかきれいだった。バグらせなくてよかった〜

 

総括

とりあえず研究に人生を破壊された結果溶かした100近くのレートをほとんど回収することができた。よかった。今回のムーブはまあそれなり。勘が良かったのでムーブに左右されるような感じにはならなかった。

AtCoder Beginner Contest 210 反省

久しぶりにちゃんと出た。いろいろ忙しかったので......(と言いながらこの前tourist出しして-60した!!!)

 

結果を鑑みて

1500(5) 119:40

509位となった。Dまでは良かったが、Eで解法ガチャをミスって破滅してしまった。何とか通したがえらいペナつけてしまった。

 

A - Cabbages

キャベツやさん!?

入力が多くて嫌だけど普通にif文で解けた。

 

B - Bouzu Mekuri

中学生のころ、教室にあった百人一首のやつで坊主めくりしてた......

前から見るだけ。

 

C - Colorful Candies

エ、区間種類数クエリっていつぞやのF問題で出なかったか?と思ってびっくりしたが、固定区間長なのでふつうにやるだけだった。

 

この時点での順位はまあ良好だった。

 

D - National Railway

 

なんとなくMSTぽいなと思ったが、全点被覆ではないのでただの最短経路だった。

左右で累積max、それを上下に累積maxしてやれば良いことに気付いた。実装自体はしんどかったが似た処理を4回書いただけだったのでバグらず通せた。

 

この時点で150位くらいで、焦らず進むことができた。

 

E - Ring MST

最初、これをグラフではなく整数論の問題だと直観した。これは半分当たりで半分ハズレだった。整数論だと考えると自然とgcdを利用する方法が生えるが、ここで誤解があった。

N=6のときにa=2の辺は0-2-4で2本しか張れないと思っていて、この解法だと約数系包除のような面倒くさいことをして計算しなければならなくなる。散々ペナをつけ、残り15分というところで過ちに気付いた。

 

グラフの問題として考えると、MST構築の貪欲性が鍵となる。常にコストの小さい辺を繋げれば良いので、コスト最小の辺でN - gcd(N, a)本繋ぐと問題が縮小してN = gcd(N, a)のときの同様の問題を解けば良くなる。再帰でACした。

 

かなり暗礁に乗り上げたような感じだったが、これはちょっと見た瞬間に解法が生えてほしかった...... 約数+グラフ系の問題は約数包除もそうだけどあまり得意じゃないかも。類題をあまり解いてこなかったせいか。

 

F - Coprime Solitaire

2-SATっぽいとは思ったが、辺の数が多いのでどうしたものかと思っていたらコンテストが終わった。

 

総括

復習が結構たまってきた。夏休みに入れば時間もあると思うので(研究はしない!w)しっかりとレートを戻していきたい。まずは鈍った勘を何とかしよう!